2024/10/21
会計ソフトの移行を外部に任せるメリット・デメリッ…
コラム
取引先への仕入代金の支払いや従業員への経費精算、給与の支払いなど、経理業務の中で振込作業は意外と多く、手間も時間もかかります。
決まった日時に、振込金額や振込先の口座情報を正確に処理しなければならず、煩雑な振込作業を効率化してスムーズに行うためには、いくつかのポイントを押える必要があります。
今回は、振込作業をスムーズに行うための4つのポイントについてご紹介します。
振込作業の基本的な流れは以下のとおりです。
①支払管理表の作成(振込日、振込先の口座情報、振込金額など)
②振込用紙への記入
③金融機関での直接振込(窓口、ATM)
④入金消込作業(振込の漏れがないかの確認、振込金額や振込先の確認)
給与計算業務の効率化を図り、業務をスムーズに行う上では以下の4つのポイントを押えることが重要です。
●既存の業務フローの見直し
既存の振込作業のシステムや業務フローを見直して、効率化のために聖域なき改革を断行することが重要です。たとえば、支払日を削減してまとめて支払い作業を行うなど効率化する方法を模索することが重要です。
●入力業務の軽減
請求書に記載された振込先の口座情報などを請求書処理システムのOCR機能により自動的にデータ化し、金融期間の振込用紙などに印刷して、手作業入力によるミスの軽減や省力化・スピード化を図ることができます。
●新規システムの積極的な導入
クラウドやAIを活用した支払業務の自動化システムや請求書処理システムの導入やインターネットバンキングの活用、法人クレジットカードによる決済など、自社に適した新規システムの導入を積極的に検討することが重要です。たとえば、インターネットバンキングによるオンライン決済を活用すれば、銀行に行く手間が削減されるだけで効率化が期待できます。
●振込代行サービスの活用
企業に代わって、振込を行う振込代行サービスが注目を集めています。振込手数料やネットバンキングのランニングコストの軽減、振込作業の手間の削減などが期待できます。
振込作業を効率化してスムーズに行うためには、4つのポイントを押えることが重要であることはご理解いただけたでしょうか。
振込作業の効率化のためのポイントを押えた上で、自社に適した方法を模索していきましょう。
また、振込作業の効率化を図る上では、代行会社へのアウトソーシングも併せて検討してみることをおすすめします。
弊社では振込作業も含めた経理業務フローの見直し等も行っておりますので、ぜひご相談ください。
K&P税理士法人
山口 貴澄
経理業務改善、経理体制構築、クラウドツール導入支援
大学卒業後、建築業界、学習塾の教室長などを経た後、ベンチャー企業の経理業務に従事。
その後、中小企業の経理業務の効率化に貢献したいとの思いから、会計事務所業界に転身し、2020年にK&P税理士法人へ入社。
前職で多業種から経理業務改善の相談に対応した経験から、クラウド・ITツールを活用した経理フローを構築し、経理業務の負担を圧倒的に軽減する提案に定評あり。
特に、マネーフォワードのクラウド会計の導入支援を得意とするほか、初級シスアド(現ITパスポート)、Excel表計算処理技能認定試験1級も保有。
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