2024/04/15
経理代行を依頼する上での4つの落とし穴
コラム
企業経営において「経理」の業務は重要な役割ではありますが、その業務にばかり集中してしまうと、会社の利益になるコア業務に十分な人手を割けなくなってしまいます。
会社の利益を守るためには、経理業務を効率化することが重要なのです。
そこで本記事では、会社の経理業務を効率化するための5つの方法について解説します。
経理業務の効率化には、会計ソフトを導入してシステム化を推進するのが有効です。
会計ソフトの導入によって会計･経理業務をIT化することで、手入力の削減や人為的ミスの回避などを実現でき、不要な業務を省略できます。
導入済みの他のシステムと連携できる会計ソフトなら、金融機関との取引や給与計算データの自動取得や自動仕訳もできるため、面倒な入力作業の自動化が可能です。
また、各種レポート機能を活用することによって、業務や経営状態の見える化が推進でき、経営判断の材料としても役立ちます。
経理業務を効率化させるためには、インターネットバンキングを利用することも検討するべきです。
経理業務では銀行での取引が必要になる場面も多くなりますが、担当者が銀行に直接出向いて取引するとなると移動の手間と窓口で待たされる手間、窓口でのやりとりの手間でかかりの時間を消費することになります。
これでは、経理業務に余計な手間を増やすことになるのです。
インターネットバンキングであればネット上で銀行でのやりとりを完結させることができますので、無駄な手間を増やさずに経理業務を進めることができます。
経理業務の効率化を目指すなら、ペーパーレス化とキャッシュレス化を進めることが重要です。
従来の会計･経理で用いられていた「書類を紙で保存する」「小口現金を経費精算に使用する」という業務フローには、意外と多くの手間がかかります。
電子帳簿保存法の改正によってビジネス文書は紙ではなく電子文書での保存が求められており、この流れにも沿う形になるのです。
また、経費精算にかかる工数増加などが課題となる小口現金管理についても、キャッシュレス化を進めることによって無駄な業務の削減が可能となります。
経理業務を効率化させるためには、経理業務で使用するパソコンのスペックを見直すことも必要です。
パソコンが古くて動作が悪かったり、性能が低くて使いにかったりする場合には、スペックの高いものに買い替えましょう。
また、マルチディスプレイがあれば画面を切り替えることなく、複数の情報を同時に閲覧できるので経理業務が効率化します。
経理業務の効率化は、企業によっては「アウトソーシング」を活用することによって経理業務の効率化を目指せる場合もあります。
すべての経理業務を依頼できますし、記帳代行や給与計算や請求書の発行など、一部の業務のみを外注することも可能です。
経理業務は重要な作業ではありますが、それに気を取られているとコア業務に集中できなくなってしまいます。
アウトソーシングなどさまざまな手法により経理業務を効率化する余地がありますので、経理業務に仕事を圧迫されている方はぜひ活用してみてください。
弊社でも記帳代行、経理代行などを請け負っておりますので、お困りの場合にはぜひご相談ください。
K&P税理士法人
山口 貴澄
経理業務改善、経理体制構築、クラウドツール導入支援
大学卒業後、建築業界、学習塾の教室長などを経た後、ベンチャー企業の経理業務に従事。
その後、中小企業の経理業務の効率化に貢献したいとの思いから、会計事務所業界に転身し、2020年にK&P税理士法人へ入社。
前職で多業種から経理業務改善の相談に対応した経験から、クラウド・ITツールを活用した経理フローを構築し、経理業務の負担を圧倒的に軽減する提案に定評あり。
特に、マネーフォワードのクラウド会計の導入支援を得意とするほか、初級シスアド（現ITパスポート）、Excel表計算処理技能認定試験1級も保有。
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