2025/09/22
【繁忙期対策】経理業務のピークを分散させる年間ス…
コラム
経理業務は一年を通じて発生しますが、実際には特定の時期に大きな負荷が集中します。
たとえば、年末調整や決算期、消費税申告期など、経理担当者は膨大な書類処理と締め作業に追われることになります。特に中小企業では経理担当者が少数で、他業務との兼任も多いため、繁忙期には残業が常態化し、ヒューマンエラーのリスクも高まります。
「決算直前に資料が揃わず慌てる」「年末調整で通常業務がストップする」といった状況は、経理業務を属人的に抱えている会社ほど発生しやすい課題です。こうした問題を解消するには、繁忙期を「分散」する仕組みを作ることが重要です。
繁忙期を分散させるためには、年間を通じた経理業務のスケジュール管理が不可欠です。特に以下のような考え方が役立ちます。
内部人員だけで対応せず、経理代行サービスを活用すれば、繁忙期の一部業務を外部に振り分けることができます。特に年末調整や決算資料作成など、スポット的に依頼できる代行も有効です。
経理代行を取り入れると、年間スケジュールの見直しが一気に進みます。たとえば、以下のような流れです。
このように年間を通じて代行を活用すれば、繁忙期に負荷が集中することを避け、経理業務を平準化できます。
経理業務を効率化し、繁忙期を分散させるための実践的なポイントは以下の通りです。
4.繁忙期に備えた外部リソースの確保
決算や年末調整といったピークには、経理代行を積極的に利用することで、負荷を分散できます。
経理業務は年間を通じて発生する一方、年末や決算期などに業務が集中しやすく、担当者の大きな負担となります。繁忙期の負荷を分散させるためには、月次決算の徹底、資料提出ルールの明確化、ITツールの活用といった内部改善に加え、クラウドや経理代行の積極的な活用が効果的です。
年間スケジュールを見直して繁忙期を分散すれば、経理業務は安定し、経営判断のスピードも上がります。
弊社では、経理代行サービスを行っているため、「経理がいつも繁忙期に追われている」「決算や年末調整で混乱している」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
K&P税理士法人
山口 貴澄
経理業務改善、経理体制構築、クラウドツール導入支援
大学卒業後、建築業界、学習塾の教室長などを経た後、ベンチャー企業の経理業務に従事。
その後、中小企業の経理業務の効率化に貢献したいとの思いから、会計事務所業界に転身し、2020年にK&P税理士法人へ入社。
前職で多業種から経理業務改善の相談に対応した経験から、クラウド・ITツールを活用した経理フローを構築し、経理業務の負担を圧倒的に軽減する提案に定評あり。
特に、マネーフォワードのクラウド会計の導入支援を得意とするほか、初級シスアド(現ITパスポート)、Excel表計算処理技能認定試験1級も保有。
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