2025/08/18
【経理と経営】社長の意思決定をサポートする数値の…
コラム
経営者が行う意思決定は、日々の資金繰りから新規事業の立ち上げ、設備投資、人員採用まで多岐にわたります。そして、その判断の土台となるのが正確な数値です。
売上や利益、原価率、資金残高などの数字があいまいなままでは、感覚頼りの経営になり、結果的に資金繰り悪化や成長機会の損失につながる恐れがあります。
この「正しい数値」を整える役割を担うのが経理です。経理は単なる帳簿付けではなく、経営者にとっての「意思決定の羅針盤」を作る作業です。
例えば、
・月次試算表で現状を早期に把握
・部門別・商品別の利益率分析
・キャッシュフロー計算による資金繰り予測
これらの情報がタイムリーに揃っていれば、経営者は数字をもとに迅速かつ根拠ある判断ができます。逆に経理処理が遅れたり、精度が低ったりすれば、意思決定のタイミングを逃してしまいます。
「正しい数値」を整えるには、経理体制の見直しが必要です。特に中小企業では経理担当者が少数で、他業務と兼任していることも多く、経理の専門性やスピードが不足しがちです
そこで有効なのが、経理代行の活用です。
経理代行をうまく活用すると、以下のような効果があります。
(1)記帳・入力の正確性アップ
経理代行では、会計ソフトへの入力や仕訳処理を専門家が担当するため、勘定科目や消費税区分の誤りが減ります。これにより、月次決算や試算表の精度が向上します。
(2)月次締めのスピード向上
経理代行は日々の取引をタイムリーに処理するため、月末から数日以内に数字を揃える「早期化」が可能になります。これにより、経営者は素早く数字を確認できます。
(3)社内リソースの有効活用
経理を自社で完結させようとすると、担当者がルーティン業務に追われ、分析や改善提案に時間を割けません。経理代行を利用すれば、社内人員は営業・企画など付加価値の高い業務に集中できます。
さらに、経理体制を整える際にはクラウド会計の導入も有効です。銀行やカード明細の自動取得機能を活用すれば、経理代行との連携もスムーズになり、リアルタイムで数値を確認できる環境が整います。
数値は揃えるだけでは意味がありません。
経営者がそれを意思決定に活かせる形に整えることが重要です。経理代行を利用する場合も、「単に記帳を任せる」のではなく、経営に直結するレポート作成や分析まで含めた形で依頼するのがおすすめです。
例えば、
こうした資料を経理代行や税理士事務所が連携して提供すれば、経営者は数字を視覚的かつ直感的に理解できます。
また、経理数値を経営会議や戦略立案に組み込むことで、数字が「ただの結果」ではなく「行動を決めるための根拠」となります。
正確でスピーディな経理体制は、社長の意思決定の質を大きく左右します。
当事務所では、経理代行から経営分析まで一貫してサポートし、数字を経営の武器に変えるお手伝いをしています。
「数字をもっと経営に活かしたい」「経理を効率化したい」とお考えの方は、ぜひご相談ください。
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