2025/05/26
クラウド会計ソフト導入後の効果的な活用方法
コラム
クラウド会計ソフトを導入することで、さまざまな負担を軽減することができますが、導入しただけでは不十分です。
導入後の効果的な活用方法を知ることが重要となります。
今回は、クラウド会計ソフト導入後の効果的な活用方法について見ていきましょう。
最近では、ビジネスでもインターネットバンキングを活用する企業が増えています。
経理業務をさらに効率(他ソフトの連携など)よく活用するためには、インターネットバンキングとの連携がおすすめです。
入金や出金などの取引データを自動で取得することができ、仕訳も自動化することができます。(※設定が必要な場合や一部手動での処理が必要な場合もあり)
これまでは、銀行に行って通帳記帳を行う、窓口やATMで待つなどの時間が必要でした。
とくに、月末など混雑する場合には、時間がかかるという問題がありました。
また、銀行から帰ったあとは、取引内容の確認や仕訳が必要でしたが、クラウド会計ソフトと連携すれば、そのような負担と手間を大幅に軽減することができます。
実際に銀行に行かなくても、オフィスから振込などが可能で、ミスも減らすことができるので、インターネットバンキングを利用している場合には、連携が可能なソフトを選ぶとよいでしょう。
経理業務で問題になるのが、経費の精算です。
従業員の手続きや申告が遅い・経費の精算に関するルールが曖昧になっている・責任者の承認が遅れている、などの理由で精算が遅れてしまう、処理に時間や手間がかかることがあります。
しかし、経費の精算問題もクレジットカードとの連携によって、問題を解決できるのです。
ソフトによっても異なりますが、多くの場合経費精算機能があります。
そのため、経費をクレジットカードで支払った場合には、申請などの手間を省略することができるため、申請する従業員はもちろんですが、経理担当者にも多くのメリットがあるのです。
さらに、交通系ICカードと連携が可能なソフトもあるので、連携が可能なソフトを選べば、交通費の精算も簡単に行うことができます。
クレジットカードや交通系ICカードとの連携を行うことで、経費の精算にかかる手間や時間を短縮することが可能です。
ただし、クレジットカードとの連携を行う場合には、十分なセキュリティ対策が必要となります。
十分なセキュリティ対策を行っていなかった場合には、次のようなリスクが大きくなるでしょう。
・情報漏洩
・外部からの不正アクセス
・データの消失
企業にとって大きな損失となるだけでなく、社会からの信用を失ってしまう場合もあるため、しっかりとした対策を行いましょう。
紙の書類を作成・管理している場合や経理業務が増加していて、処理が追いつかないなどの場合には、改善する必要があります。
具体的な改善方法は、ペーパーレス化や最適なツール・システムの導入などです。
導入することで、経理担当者の負担を軽減することができます。
ぜひ、検討してみましょう。
K&P税理士法人
山口 貴澄
経理業務改善、経理体制構築、クラウドツール導入支援
大学卒業後、建築業界、学習塾の教室長などを経た後、ベンチャー企業の経理業務に従事。
その後、中小企業の経理業務の効率化に貢献したいとの思いから、会計事務所業界に転身し、2020年にK&P税理士法人へ入社。
前職で多業種から経理業務改善の相談に対応した経験から、クラウド・ITツールを活用した経理フローを構築し、経理業務の負担を圧倒的に軽減する提案に定評あり。
特に、マネーフォワードのクラウド会計の導入支援を得意とするほか、初級シスアド(現ITパスポート)、Excel表計算処理技能認定試験1級も保有。
これだけは知っておいてほしい!
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